カウンセリングセッションの中で、私が特に意識的に聴くクライアントさんの言葉があります。
それは、
「こんな私でもいいのかな…」
といった類の言葉です。
一番、運を受け取れなくする言葉が、これです。
口癖は、実際に言葉に出して自分の声で聞くので、より強く脳にインプットされていきます。
また、口癖で出るということは、すでに思い癖になっているということ。
言葉にすればするほど、さらに思い癖を上書きするように強固に刷り込んでいきます。
口癖&思い癖、これをどちらも変えていくことで、運をグッと良くすることが可能です。
脳は自分の声を一番優先して聴くようになっている ので、ネガティブ上書きに使っていたこの機能を、ポジティブに活用すれば、自分の声で意識を変えることができるわけです。
今日は、口癖&思い癖について、もう少し深くお話しをしていきますね。
「私なんて…」 「こんな私でも…」
こうした言葉が思い浮かぶのは、意識の根底に罪悪感が存在しています。
さらに深く見ていくと、「こんなひどいことをした私は、幸せになってはいけない」 と、自分で自分を罰していることがほとんどです。
これは、自覚されていることもありますが、多くの場合は無自覚です。
ただ、遠い遠い過去で、幸せになってはいけないと自分に決めたことから生まれた、 受け取らないことで宇宙に復讐する という方法なのですね。
なぜなら、無限にエネルギーが降り注がれているのに、私は受け取ることができません、受け取る価値がありませんと言うのは、宇宙を拒絶しているから…なのです。
罪悪感を持っていると、受け取ることができません。
何をって、豊かさも、愛も、美しさも、強運も、幸せも、です。
宇宙は無限に与えてくれていて、それは例えば太陽の光のように、人を分け隔てすることなくパワーを降り注いでいます。
私が目の前の世界をエネルギー的に観るとき、運やチャンスは、雨のようにずっと、そこかしこに降っています。
多くの人は、運がいい人は、生まれつきだったり、何か特別に恵まれている人だと思っていることでしょう。
でもね、私から見ると、違うんです。
素直に降ってきたものを受け取る人が、運がいい人なんです。
だって、雨が降るとき、人を選んで降っていないでしょ。
そもそも、あめ=「天(あ)恵(め)」ですから、天からの恵みという意味です。
やってきているものが、天恵だと納得していなくても、やってきたなら天恵なのだと私はとらえます。
ここはかなり徹底してきたので、はた目には 「そんなことも天恵なの?」 というようなことでも、私に取っては、「今やらないでいつやる」 ぐらいのチャンスに思えてしまうのです。
(ストイックに見えるらしいですが、本人はいたって楽しんでいます。)
このように受け取れるようになれたのは、罪悪感を徹底的に見つめ、手放していったからです。
罪悪感を手放していくには、ちょっとした集中が必要です。
なぜなら、罪悪感がある限り、幸せになるための恩恵を受け取ることを拒絶してしまうから。
そして、これも逆説的ですが、「まず与えること」 という言葉がありますが、受け取らないと、与えるボリュームは下がってしまうのですね。
そこで、セッションでは、
①罪悪感に気づく
②罪悪感を手放すことを決める
③罪悪感から拒絶してきたものを受け取りなおす
という手順で運気を建て直していきます。
まず決めること。これが一番大事な鍵です。 意志こそが、すべての結果を作るから。
では、次回は意志の建て方について、お話しをしていきますね。
素敵な一日をお過ごしください
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