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日本を代表するシャーマンの祭り(①美保神社編)と、満州シャーマンの祭り

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えびす様の総社、美保神社(島根県)では、年に二回、大きなご神事が執り行われます。

この写真は、青柴垣神事。一年間の精進潔斎を終えた二人の神主代行が、生き神様になります。

ハッピーライフとスピリチュアル☆  
                                (C) Mika Takeuchi

死に化粧を施して、目を閉じて座ったまま動かない二人の男性と、その両側につく女の子たち。


実際に目の前でこの光景を見ると、息をのむ迫力があります。

確かにこの時、この空間には神が存在しました! そう私は感じたのです。
 

このお祭については、過去ログでご紹介しています。



さて、こちらの写真は、明日7月9日に出雲市にて特別上映会を開催する、満州シャーマンの映画 「ロスト マンチュリア サマン」 のワンシーン。

 
                                    (C) KinTaii


私が映画を観たとき、このシーンで美保神社のお祭りを思い出しました。

満州はシャーマニズム発祥の地と言われています。

映画によると、シャーマンは、天と地、人、動物などの霊魂に神を認めてきたということ。

祖先を祭る祭祀を「家祭」、その祭祀を執り行うシャーマンを 「家サマン」 、自然界や天神の祭祀を「野祭」、その祭祀を執り行うシャーマンを 「大サマン」 と区別しているそうです。



こちらは、美保神社の諸手船神事の宵宮。(※注 昨年より宵宮は撮影禁止になりました)

新嘗祭でもあるので、新米やお餅が捧げられます。神様への供物の量は、圧巻です。

   
                   (C) Mika Takeuchi

こちらは、映画 「ロスト マンチュリア サマン」 でのワンシーン。

 
                               (C) KinTaii

世界中で、どの祭でも、火は重要な役割を果たします。

シャーマニズム的に言うなら、火は変容を象徴し、集合無意識に働きかけるからです。


映画の中で金監督が表現する、私が特に気に入っている言葉。


 神格化された天空が世界創造を担う。


こちらは、美保神社の諸手船神事。写真中央の背景に見えているのがご神木のひとつです。

このご神木のすぐ隣に、大切な神棚がおさめられた建物があります。


 
                               (C) Mika Takeuchi

こちらは映画 「ロスト マンチュリア サマン」 でのワンシーン。

後ろにあるのは、神樹です。 美保神社のご神木とよく似ていますよね。


                                 (C) Kin Taii

神樹を拝むのは、民族が森からやってきたから。

天に繋ぐ柱=神樹。 サマン自身は鳩、あるいは鷹と言われ、儀式の際に樹の上にやってきて、お供えを食べます。

鳥はサマンの意思に従って天にいる神に願いを伝えてくれます。


火も、木も、鳥も、映画の中で、シャーマンとともに重要な役割を果たしているのですね。


美保神社の神事は、全国でも代表的なシャーマンの祭として知られています。

ところが、案外、山陰にお住まいの方でも、これらの信仰やお祭りについて、ご存じない方も多いということを、地元の方々と交流しながら感じてきました。

私自身は幼少期から日本の神様の絵本を読んで育ち、神社を身近な空間として捉えてきました。

身近なことと思っていると、日常の会話の中にもそれが現れます。

それが、土地や、神々や、信仰について、自身も周囲にも思い起こさせるきっかけとなっていくと思うのです。

今回、出雲の土地へこの映画をご紹介したいと思ったのは、こうした背景からです。

地域には、それぞれに古い信仰が残っていますが、意識を高く持たないと受け継いでいくことは難しいと考えます。

遠い国のようでありながら、人々の気質や信仰に相似点が多い満州。

この映画を観ていただくことで、きっと、意識に何かが芽生える方も多いのではと感じ、監督に上映会の企画を提案させて戴きました。


出雲特別上映会、いよいよ明日になりました。

宝石緑 【出雲市】 満州シャーマン映画 「ロスト マンチュリア サマン」
 




2016年7月9日 (土)
 13:00  開場
 13:30~上映 
 15:40~16:30  金大偉監督 x 竹内ミカ トークショー 


開催場所 : 大社文化プレイス うらら館

料金 : 2,500円

詳しくはこちらのページをどうぞ。


 
当日、深い時間をご一緒できますことを楽しみにしています。

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