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日本を代表するシャーマンの祭り(②諏訪大社編)と、満州シャーマンの祭り

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諏訪信仰の総社、諏訪大社(長野県)には、古代の祭祀を今に残す御頭祭があります。

先にブログでご紹介した美保神社の青柴垣神事と並んで、奇祭として知られています。


                       (C) Mika Takeuchi

現在の御頭祭では、約1.5メートルの御贄柱(おにえばしら)という木の柱と、剥製の鹿の頭をお供えします。

明治時代までは 鹿の頭を75頭供え、その中には必ず、耳の裂けた鹿があったとのこと。

他の供え物としては、白鷺、白兎、雉子、山鳥、鯉、鰤、鮒などの肉、米、海老、魚など、数多くの獣類があります。

この多彩なお供えも、美保神社の供物と共通するものが多くあります。 

神様って、たくさん召し上がるんですね。(笑)


このお祭については、過去ログでご紹介しています。


さて、こちらの写真は、明日7月9日に出雲市にて特別上映会を開催する、満州シャーマンの映画 「ロスト マンチュリア サマン」 のパンフレットに掲載されている、神竿です。

見えない存在は、高くとがったものを依り代 (アンテナ) としてやってきます。

日本の祭祀で言うと、榊や鉾などもそのひとつですね。

この神竿の後ろにある建物は、神堂。祭祀を行う空間です。


                               (C) KinTaii

夜のお祭りでは、豚が供えられているシーンを見ることができます。

諏訪のお祭りでは、生きたキジが縛られてお供えされます。(祭祀のあとに解放されますので、ご安心を。)


                   (C) Mika Takeuchi


満州の祭祀の様子は、日本の神社でのお祭りととても似ており、供物と火、水、そしてご神木。

やはりアニミズム(自然信仰)という点において、日本の祭祀と多くが共通していることを映画の中で観ることができます。

火祭では、寒冷や不吉を払い、豊穣を願います。これを映像に収められたのは、奇跡だと私は思います。

そのエピソードについても、上映会のトークショー部分でインタビューしていきますね。


太古の人々は、天地自然が神だということを知っていました。

だから、いつも祈り、感謝をしていました。

それを忘れないよう、古代のシャーマン達は、日本の土地の重要なポイントごとに、神社(かみやしろ)としてアイコンを設置していったのだと私は考えます。


こちらは、諏訪湖です。諏訪大社は、この諏訪湖を挟んで上社として二社、下社として二社、合計四社から成ります。




こちらは、映画 「ロスト マンチュリア サマン」 でも紹介される、満州の聖地、長白山・天池です。

 
                            (C) KinTaii


どの写真を見ても、日本で私たちが知っている地と、なにか近いものを感じますよね。


映画の中では、シャーマンの子守唄を聴くことができます。 懐かしい感じがするし、歌詞もどことなく(言語が違うのに)伝わってくるものがあるのです。

ぜひ、直接、会場でご覧になってくださいね。


出雲特別上映会、いよいよ明日です。

宝石緑 【出雲市】 満州シャーマン映画 「ロスト マンチュリア サマン」
 



2016年7月9日 (土)
 13:00  開場
 13:30~上映 
 15:40~16:30  金大偉監督 x 竹内ミカ トークショー 

開催場所 : 大社文化プレイス うらら館 

料金 : 2,500円

詳しくはこちらのページをどうぞ。  


 
当日、深い時間をご一緒できますことを楽しみにしています。

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